2005年08月14日

餌が食べる牛

 映画を見たあと、友人と昼食をとってからしばらく遊び、マクドナルドに寄って休憩していた。マックでは品物を載せるトレイに広告の入った紙が置いてあるのだが、友人がこれに書かれている文章に気づいた。以下引用(改行はそのまま)。

ファーストフード。
  そのおいしさや安心は、
スローに
  つくられています。

水の一滴。
草の一本。
餌から守られた
牛たちは、
雲が恵む
緑の大地で、
ゆっくり、
しっかり、
育てられていた。
オーストラリア、
ビクトリア州
アラワタ牧場。
午前7時2分。

 『餌から守られた』とは、つまりこういうことだろう。この牧場では、毎日餌が牛を食べてしまうので、牧場主はそのような事が起こらないよう常に目を光らせている。

 牛が目を覚まし、牛舎の外へ出る時は餌が襲ってきた時に備えて一頭につき二人の武装した警備員を護衛として配置しておく。一人は牛の右前方、もう一人は左後方に占位し、全周警戒を怠らない。放牧中も然り。牛舎から放牧場へ向かう道と、放牧場の外周には警報装置と対人地雷が備えられ、餌の進入を警戒している。さらに、万一餌の襲撃があった場合のために予備兵力として完全武装の二個小隊を牛舎の警備担当として配置し、襲撃の際は迅速にこれを殲滅する。牧場は山間部にあるために遮蔽物も多い。かくして、アラワタ牧場はテロリストも裸足で逃げ出す難攻不落の要害として君臨するのである。

 …ではこの牧場の牛は普段、何を食べて生きているのだろう?
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『亡国のイージス』感想

 現在公開中の映画『亡国のイージス』を友人と観に行った。7月30日のエントリでも述べたとおり、原作を読んでいたこともあって非常に楽しみにしていた。以下感想(ネタバレ防止のため反転)。

 やはり、原作を読んでから映画を観るべきではない。『ローレライ』の時にも感じたことだが、人物描写が全体的に足りないように感じられた。先任伍長が艦内の二酸化炭素消火設備を起動する場面で、原作にある『おれの船から出て行け!』という台詞が映画ではカットされていたり、ヨンファがテロに走る動機が不明瞭だったり、ジョンヒの接吻(人工呼吸なのだが)から続く説得がカットされていたり、重要(だと私が考えている)場面がいくつかカットされている。

 確かに、650ページに及ぶ超長編を2時間にまとめる関係上、どうしてもいくつかの場面は削らねばならないだろう。しかし、肝心の護衛艦を占拠する理由が不明瞭では、観客はヨンファに感情移入することができない。そのためにヨンファが『ただの悪役』に成り下がっているのは残念だ。

 期待していたリアリティだが、こちらは本物を使用しているだけあって素晴らしいものだった。協力した防衛庁も良い宣伝になると踏んだのだろう。だからなのか、クレジットで協力した部隊と艦名が出ていたのはよかったと思う。ただし、疑問点が一つある。『いそかぜ』を沈めるためにF-2支援戦闘機に攻撃命令を出す場面で、阻止限界線を越える前に三沢から発進して間に合うのだろうか。三沢基地から東京湾までは直線距離で約640km(=346NM)である。1,000ktで飛んだとしてもおおよそ20分程度かかる計算になるのだが、果たして間に合うのだろうか。見ていたときはあまり気に留めていなかったので詳細を覚えていないのだが、気になるところである。


 映画を見たあと、ロビーに展示されていた撮影用の制服を見ていたときに50代半ばくらいの男性が肩の階級章について(頼みもしないのに)講釈してくれた(しかも、あとで確認してみたらいくつか間違いが含まれていた)。しかし、話は段々と脱線し、最近の若者は根性が足りないという話になっていった。最近の若者としては面白くないので、何か反論をしようと思ったのだが、面倒なので放っておいたら去っていった。

 私は映画を見るときには大概パンフレットを購入するのだが、今回は1,000円と高価だったので見送り、代わりに『爆砲団子』という餅団子を購入した。これは12個入りのうち2個に激辛唐辛子入り餅団子「GUSOH」が含まれているというロシアンルーレットじみた代物。ちなみにGUSOHとは劇中に登場した1リットルで1,000万人を殺害できる化学兵器のこと。確率が1/6なのはリボルバーの装弾数に掛けているのか、あるいは劇中に登場した組織『ダイス』に掛けているのかは定かではないが、家族に見せたところ不評だった。仕方がないので1つ適当に選んで食べてみたところ、見事にそのGUSOH入り団子を引き当ててしまった。辛い。とても辛い。家族に喜ばれないものを買った罰かと思った。
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2005年08月09日

郵政民営化は悪政か

 小泉首相は昨日、憲法第7条の規定に基づき衆議院を解散した。参議院で郵政民営化法案が否決されたことによるもので、今回の選挙は事実上、この郵政民営化に対する国民の信を問う形となった。

 郵政民営化は小泉首相が就任した当初から公約として掲げられていたことであり、審議に入ってから掌を返したように反対するのは自民党の公約にも反する。前回の衆院選では小泉首相の方針を支持するか否かが問われたが、この時自民党は苦戦したものの公明党との連立によって辛くも難を逃れた。

 この時に立候補し、当選した議員はすべて小泉首相の提示した方針に賛同しているものと理解していたが、今になって何故自民党内に反対する議員がいるのか。小泉首相を支持した有権者に対する背信ではないのか。

 私は郵政民営化を支持している。民営化するとコスト削減のために離島や過疎地から郵便局がなくなると反対派は云うが、軽々しくそのようなことが行われるとは思えない。過去、国鉄がJRに分割・民営化された後に北海道でいくつかの路線が廃止されたが、これは利用者が1日一けた台にまで落ち込んだ状況で、さらに数少ない利用客に対してもバス転換など代替策を十分に検討した上での決定である。最近では広島県の可部線の一部区間が廃止されたが、やはりバス転換が行われている。郵政事業も鉄道事業と同じく公共性が高いものであり、野党が主張するような経営が行われるとは考えにくい。

 民主党は官僚出身の議員が多いにもかかわらず、この間まで官僚組織だった郵政公社を信用していないのだろうか。それとも、彼らが官僚だった頃の経験からの判断だろうか。国会中継で展開される野党議員の主張を見ると、どうも牽強付会の感が拭えない。
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2005年08月04日

"ヒロシマ"の風化≠核戦争の危機

 NHKのドキュメンタリー番組『クローズアップ現代』を見た。今日のテーマは『"ヒロシマ"が伝わらない』と題して、原爆の記憶が風化している現状を打開するための教育関係者の取り組みを紹介したもの。以下はNHKwebサイトによる番組紹介。
“ヒロシマ”が伝わらない

 今年NHKでは日米で3900人に対し、大規模な原爆意識調査をおこなった。「広島への原爆投下」を8月6日と答えられたのは全国で38%、広島でも74%にとどまり、被爆体験の風化が実証される結果となった。一方アメリカでは今も57%が原爆投下を「正しい判断だった」と答えている。核兵器廃絶と平和な世界の実現を訴えてきたヒロシマ。しかし、その目標達成の時は遠ざかっているのが現実だ。番組では平和教育の実践に悩む広島の教師と、原爆投下の是非をディベートするアメリカの教育現場などをルポ。"消えゆくヒロシマ"の実態を浮き彫りにするとともに、どうすれば被爆体験を継承できるのか、そのヒントを探っていく。
(NO.2124)

スタジオゲスト : 森滝 春子さん
    (平和団体共同代表)

 私は番組に出演していた米国人女子学生の意見にある種の衝撃を受けた。彼女は原爆に関する文献を見たうえで、その犠牲者20万人を「大したことがない」と断じていた。戦闘による死者ならば理解できるが、民間人の20万人という数は過去に例がなく、非戦闘員の殺傷を禁じるジュネーブ条約に明確に反する。

 米国民が原爆投下を正しいと感じているのは無理からぬことだろう。米国は君主制を経験していないため、愛国心によって人心を掌握することがどうしても必要になる。番組で紹介されたシカゴの平和博物館は原爆の被害者に関する展示を行っていたが、見学者は1日に数人だという。愛国心を育てるために原爆の被害者に関する事実を隠蔽するというよりは、国民がこれらの事実に触れたがらないと云うべきかも知れない。無論、日本人から見た意見(例えば、『原爆は米国が行った人体実験にして最大の戦争犯罪』といったような)を主張することを止めるべきではない。

 番組では日本における平和教育についても言及していたが、私は今までの平和教育のあり方に疑義を感じざるを得ない。『平和教育』と言えば原爆被害者の衝撃的な映像を見せ、それについて感想を書かせると言う手法が一般的だが、この方法は結論が固定されているという点でむしろ洗脳に近いといえる。小学生にこの種の映像を見せることは強烈な心的外傷を生み出すことにもなりかねず、集団心理の効果もあって『あらかじめ用意された結論』への誘導が行いやすい。

 さらに、映像の大半は『核兵器の恐ろしさ』『戦争の悲惨さ』を強調するもので、原爆投下に至るまでの検証が全く無い。このエントリでは大東亜戦争の是非に関する言及は避けるが、多くは『軍国主義日本の侵略に対して立ち上がる正義の国アメリカ』と言う虚構を無批判に繰り返すのみで、このような姿勢は到底科学的とは云い難い。なお誤解の無いように述べておくが、歴史学は人文『科学』の一分野である。

 原爆の記憶が風化していると言う現状は予測できないものではなく、むしろそれが顕在化するまで放置していた運動家の怠慢といえる。また、彼ら反核団体の主張は米国あるいは日本を標的としたものが多く、中国(中共)及びロシアの核戦略を批判した例は寡聞にして知らない。この種の不徹底は団体の政治的信条に立脚しているので、反核団体が一般の支持を得られない理由にもなっている。

 番組は「ヒロシマの記憶を語り継ぎ、核戦争という最悪の結末に向かいつつあり世界に対して警鐘を鳴らしていくべき」というお決まりの主張で幕を閉じる。

 現在に至るまで核保有国間の戦争が起こっていないのは相互確証破壊(MAD;Mutual Assured Destruction)の原則が確立しているからで、反核団体の運動による成果ではない。警戒すべきは中国やロシアからの濃縮ウランに代表される核燃料物質の拡散である。テロリストは領土のように明確な実態を持たないがゆえにMADが通用しない。核戦争の危機は途上国やテロリストへの核拡散によるものであり、原爆の記憶が風化しているからではない。反核団体の近視眼的な主張は、事象を正確に理解したうえで現実的な判断を行わねばならない国際政治の場にあっては、むしろ害あって益なしといえる。
posted by 火銛 at 21:45| Comment(3) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月02日

本日のお買い物(050802)

 今日は私の家から山を2つほど越えたところにあるBOOK-OFFに出向き、古本を漁っていた。私は日常の交通手段として自転車を利用しており、今回も例外なくそうしたのだが今回はそれを早計だったと評価せざるを得ない。というのも、期末試験に追われていて気づかなかったことだが、8月に入っただけあって日中はかなり暑い。そんな炎天下で険しい坂道を自転車に乗って走破した私の努力は賞賛されてしかるべきだ。

 などという御託は脇に措いて、本日の掘り出し物は次の通り。

1.ジョン・ダニング 『幻の特装本』 105円
2.曽村保信 『地政学入門』 250円
3.福島章 『犯罪心理学入門』 同上
4.野崎昭弘 『詭弁論理学』 同上

 1は作者が再デビューしてから2作目の本。前作『死の蔵書』で刑事を辞めた主人公が元同僚の依頼で盗まれた本を追っているうちに、過去の連続殺人事件に巻き込まれていく、というストーリー。暇つぶしのつもりで購入した前作が意外に面白かったので、105円という価格もあり購入。

 2は地政学という学問に興味があったため購入。地政学とは地理政治学の略で、地理的な位置関係が国際社会に与える影響を研究する学問。90年代初めにベストセラーになった荒巻義雄のSF戦争シミュレーション小説『紺碧の艦隊』『旭日の艦隊』に地政学が頻繁に登場するため、それ以来興味を持っていた。ちなみに、私がこれらの小説を読んでいたのは10〜15歳の頃だった。…どんな子供だ(苦笑)。

 3も2とほぼ同様の理由により購入。昨今の治安の悪化を論ずるには、まず犯罪者の心理を理解する必要があると考えている。犯罪心理学は人が犯罪に走るまでの心理状態を分析し、犯罪を未然に防ぐ、あるいは受刑者に対する教育に応用できる。犯罪者を擁護するつもりなど毛頭無いが、その数を減らすための政策を疎かにする訳にはいかないだろう。

 4は詭弁術を理解し、またこれに対抗するために購入したのだが、amazonのレビューによるとこの本を読んだだけで詭弁術が身についたり詭弁に対処できるわけではないとの事。少々期待外れだったが、論理学の基礎を勉強するためには使えると考えている。

 今日買った本はいずれも興味深い内容で早く読みたいのだが、図書館から借りた量子力学と核燃料サイクルに関する本が未読なのでしばらくはお預けである。
posted by 火銛 at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月31日

東海ってどこの海?

米議会図書館の19世紀地図、8割超が「日本海」表記(読売新聞)

 外務省は、米議会図書館所蔵の14―19世紀の地図を対象に、日本海海域の名称がどのように表記されているか調査し、このほど、その結果をまとめた。

 19世紀の地図の8割超が「日本海」と表記しており、「19世紀初頭からヨーロッパで日本海の呼称が定着していた」という日本政府の主張が裏付けられたとしている。

 調査対象は1730枚で、このうち、1435枚は日本海海域に何らかの呼称を記載していた。内訳は、「日本海」が77%に上り、「朝鮮海」が13%、「中国海」は2%、「東洋海」が1%、「東海」は0.1%だった。

 19世紀発行の1285枚に限ると、「日本海」は82%を占め、「朝鮮海」は7%。「東洋海」と記した地図は2枚、「東海」は1枚だった。

 韓国は「『日本海』が定着したのは、日本の植民地主義が原因」などと主張し、「東海」と名称を変えるよう国際社会に働きかけている。


 韓国が如何に喚こうと、日本海が日本海である事実は消えない。外務省の主張にもあるように、当該海域は日本列島によって太平洋から切り離されることで存立しているのであり、こうした地理的特性のゆえに「日本海」の名称は広く受け入れられている。

 「東海」を英語に訳すと"east sea"となるが、すべての沿岸国が自国から見て東側にある海をこう名づけていたのでは、同じ名前の海ばかりで世界中が混乱することだろう。海の名称を決める時に、その海域の周辺の陸地を以ってその海の名称とすることは普遍的に行われていた。「東シナ海」「メキシコ湾」「カリブ海」など、外務省パンフレットによれば、地名によって決定された海域名称は日本海を含めて24例ある。参考までに「東海」をドイツ語に訳すと"Ostsee"となるが、実はこの単語はバルト海を示している。こういった例は世界地図を探せば枚挙に暇が無い。

 仮に日本海を東海とした場合、気象予報士の仕事は今以上に厄介になる。日本には東海地方という地域がある。知っての通り愛知県、岐阜県の一部、三重県の一部の総称であるが、韓国及び北朝鮮が主張する「東海」とは何らの関連性も無い。「東海地方」と「東海側」では視聴者は混乱する一方だろう。

 結局のところ、単に「東海」と言っただけではどこの海なのか全く分からない。エジプトで「東の海」と言えば紅海だろうし、イギリスならばさしずめ北海だろう。韓国や北朝鮮が日本海を東海と呼ぶのは勝手だが、それを国際社会に押し付けようとするあたりに彼の民族特有の傲慢さを感じる。
posted by 火銛 at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月27日

着陸失敗で600万円


「説明なくタッチ・アンド・ゴー」乗客がJALを提訴(読売新聞)

 日本航空の旅客機が、着陸態勢から急激に離陸する「タッチ・アンド・ゴー」を行って着陸をやり直したにもかかわらず乗客に説明がなく、精神的ショックを受けたとして、水戸市の弁護士と友人の会社役員2人の計3人が、日本航空を相手取り、計600万円の損害賠償を求めて水戸地裁に提訴した。

 訴状などによると、弁護士らは2001年4月27日、成田発の韓国・釜山行き日本航空957便に搭乗。釜山の金海国際空港に着陸する際、機長は一度ランディング・ギア(着陸脚)を滑走路に接触させたが、管制塔の許可を得ていなかったため、タッチ・アンド・ゴーを行い、上空で転回して着陸したとしている。

 弁護士らは帰国直後、訴状を準備したまま提訴を見合わせていたが、同社で不祥事や航空機のトラブルが続いていることから今月8日、「警鐘の意味で提訴した」という。

 同社広報部は「タッチ・アンド・ゴーの記録が残っているかどうかについては答えられない。その他についても訴状が届いたばかりで、コメントできない」としている。
(2005年7月27日14時46分)

 この記事を見て疑問に思ったことがある。まず、慰謝料1人当たり200万円と算定した根拠は何か。タッチ・アンド・ゴーで精神的苦痛を受けたとあるが、記事を見た限りではこの乗客はその際に減圧症に罹ったわけでも、怪我をしたわけでもないようだ。さらに、原告は韓国人ではない。にもかかわらず慰謝料を要求する理由が理解できない。

 原告は「警鐘の意味で提訴した」としているが、それでは慰謝料の理由を説明できない。慰謝料とは、重大な損害を被った個人または団体に対して支払われるものだからだ。原告はJAL機のタッチ・アンド・ゴーによって精神的苦痛を被ったそうだが、「警鐘の意味で提訴した」のならば、慰謝料を求める必然性は存在しない。

 次に、この訴訟がJALに対する営業妨害にならないのかどうかだ。資本の多寡を問わず、企業にとって顧客に訴えられることはそのイメージに大きな損失をもたらす。訴訟の内容自体は取るに足らないものだが、この記事を読んだ人がJALの利用を控えるケースがないとも限らない。もっとも、JALは頻発する整備ミスによってその企業イメージを著しく傷つけてはいるが。

 ともあれ、「乗客に説明が無かった」というだけで600万円もの損害賠償を請求する根拠があるとはいえない。良識ある裁判官がこの訴訟を棄却することを望む。
posted by 火銛 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月25日

はじめての言論弾圧

 今朝のことだが、リアルで言論弾圧の現場に遭遇してしまった。
◆ちょっとHな事件簿◆」というブログで自衛官のわいせつ事件を題材に『警察官や自衛官の飲酒を禁止すべき』という趣旨の意見が掲載されていた。私はこれに対し反論を投稿したのだが、数日後に確認したところ削除されていた。証拠の画像は以下。

genron.JPGgenron2.jpg
画像に示すとおり、私が投稿したのは以下の文章である(原文ママ)。

はじめまして。火銛という者です。
『警察官や自衛官の飲酒を禁止すべき』というご意見ですが、私はこれに賛同致しかねます。その理由は以下の二つです。

1.人権侵害の可能性がある。
警察官や自衛官も人間であり、憲法が保障する基本的人権によって保護されます。この中には当然、飲酒をする権利も含まれると見るのが妥当でしょう。

2.警察官・自衛官に対する名誉毀損の可能性がある。
確かに警察官や自衛官の一部はこういった犯罪を現に起こしています。しかし、それは警察官・自衛官でない人も同様のはずです。貴殿の文章は特定の職業に従事する人をあたかも犯罪者の集団であるがごとく書かれており、警察官・自衛官に対する名誉毀損であると考えます。

貴殿は職業によって人を差別するのでしょうか?確かに警察官や自衛官は『人を殺す』ための能力を持っています。しかし、彼らがその能力を持っているのは第一に国民のためである筈です。警察官の拳銃使用規制が改められたのは、発砲を躊躇していては警察官自身が危険にさらされる可能性があるからであり、そのような事例が現に起きていました。自衛官も同様、本来は国民が行うべき自国の防衛を職務としています。我々は彼らに対し敬意を払いこそすれ、侮辱すべきではないと考えます。

以上、偶然に見かけたのですが看過できなかったので書き込みさせて頂きました。

以上の文言に対し、リンク先サイトの管理人氏はこれを削除した上で以下のように述べている。

困ったものだ。アドレスも明かさない非難は落書きとみなして削除します。
しかし、警官や自衛官を一般人と同等に論じるなんてナンセンスだなぁ。

 これは警察官や自衛官に対する差別とも取れる悪意ある文章である。しかし、警察官・自衛官の基本的人権が制限されるべき法的根拠はどこにあるのかは明示されていない。言うまでも無く、職業による差別は憲法第14条によって禁止されている。

 当該サイトの管理人に告ぐ。反論があるならば削除などせずに正々堂々と意見を戦わせたらどうか。ネット上の公衆の意見を求めないのならばコメント欄を開けておく必要はないし、画像を見れば分かるとおり、私が投稿したコメントはできる限り感情的な表現を排して書いたつもりだ。それに貴殿もメールアドレスを載せていない。条件は同じはずだ。

 ちなみに私は憲法21条で保障された表現の自由を尊重しているので、明らかな誹謗中傷と宣伝以外のコメントやトラックバックは削除しない。

追記
posted by 火銛 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月23日

本日のお買い物(050723)

 本日購入したものは次の通り。

1.『亡国のイージス』劇場前売券 1,300円
2.服部真澄『龍の契り』 105円
3.奥宮正武『平和と戦争の研究』 105円

 1は映画の前売りチケット。原作はすでに読んでいるのだが、本物の迫力をどれだけ伝えてくれるのか楽しみな作品。

 2は香港返還を題材にしたサスペンス小説。桜井よし子氏の賛辞と、同じ著者の『鷲の驕り』『GMO』が面白かったこともあり購入。

 3は戦争のメカニズムに興味があったため購入。ページ数も多く、目次を見た限りでは期待できそうな内容。

追記
posted by 火銛 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久々の地震を経験

 本日1635時に発生した地震は、首都圏各地の交通機関のほとんどを麻痺させるに至った。私はこの時、横浜のBOOK-OFFで漫画の立ち読みをしていた。突然の微小な縦揺れの後、やや遅れて強い横揺れが発生した。店内では本が何冊か崩れるなどしたようだが、目立った損害は無かった。

 私はこの時、揺れは強かったものの差ほど大きな地震ではないと考え、店内にとどまっていた。買うべきか買わざるべきか悩んでいた2冊の本を結局買った後、1820時に横浜駅へ戻ったところ、JR線のすべてが運転を見合わせていた。私の家は横浜駅から電車で30分ほどのところにあり、JRが使えないとなると、ほかに直接最寄り駅へ行く方法は無い。幸いにして市営地下鉄が振替輸送を行っていると放送があったので、地下鉄とバス2本を乗り継ぎ、2010時にようやく家にたどり着いた次第だ。

 たまたま荷物の中に入っていた携帯ラジオで情報収集を行っていたが、1830時の段階ですでに18人の負傷者が出るなど、かなり大きな地震だったことを知った。もしこの地震がマグニチュード7を超える巨大なもので、交通機関が麻痺してしまったらと考えると、安堵してばかりもいられない。その時に対する備えを検討しているが、まとまったらこのブログで発表したい。
posted by 火銛 at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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