2005年10月17日

携帯防災のすすめ(番外その2)

前回の記事ではコンドームを水筒代わりに使用し、評価を述べた。以来、この非常によく伸びる素材の活用法を検討していたのだが、その過程で思いついたことがある。コンドームを包帯として活用できないだろうか。伸縮性と耐久性は前回の記事で実証済みだが、実際に使用した例はない。そこで今回も実験を試みた。

用意するもの
・コンドーム(無印良品 4個294円)
・ガーゼ

 実験日:平成17年10月某日
 実験場所:都内某所

wtcr02.jpg コンドームを開封したところ。今回は包帯として使用するため、この後に先端部を5ミリほど切り落とした。赤十字で三角巾がない場合の代替として使用が推奨されているストッキングのような汎用性は期待できないが、包帯できそうな部位として前腕に通してみた。


bndg01.jpgbndg02.jpgbndg03.jpg
 何回か引き伸ばし、腕に通してみたところを3方向から撮影した。さすがにコンドームは腕に通すには細すぎたようで、実験に協力してもらった友人Kに訊いてみたところ、やはりきつかったようだ。最近は大きなサイズのコンドームが発売されているようなので、機会があれば試してみたいと思う。

 bndg06.JPG
 腕から外した筒状のコンドームの口を結び、手を覆ってみた。水筒の時とは異なり、手を開いて多少負荷を加えても破裂することはなかった。多少の慣れを必要とするにせよ、手の甲をはじめとする身体末梢部の傷を手当てするときには効果的だと思う。

 ここまで書けばただの風変わりな実験で終わりなのだが、然に非ず。私はこのアイデアを商品化できないかと考えている。直径を現状のサイズよりもう少し大きくし、潤滑剤を傷に対して無害なものにすれば包帯としても使えるのではないだろうか。今のところ、リング状の口を両端に設け筒状とすることで使い勝手を向上させ、両端に広げるように装着する仕組みを考えている。加えて(素人考えだが)、包帯(巻軸帯)を巻くのに比べて時間がかからず、迅速な処置が必要な救急医療の分野においても使えると思う。

 さらにこのコンドーム型包帯(仮称)は、その1で紹介した閉鎖湿潤療法を行う際にも利用できる。閉鎖湿潤療法を行う際に必要となる被覆材として一般的なのは食品保存用のラップだが、ラップを常日頃持ち歩いている人はおそらくいないだろう。ゴムは空気を通さないので、閉鎖湿潤療法を行うのに適しているといえる。

 ほかにもいくつかアイデアを持っているので、医療関係かコンドーム業界の方がこの記事を見かけたら、ぜひ連絡をいただきたい。


 ちなみに、私の知る限りコンドームには以下のような利用法がある。

・手製爆弾の時限信管
 コンドームに酸を詰めて両端に電極を通し、放置する。時間がたつと酸がコンドームのゴムを溶かし、両極が通電して起爆する。最も簡単な原理の時限装置。

・麻薬やマイクロフィルムなどの運搬
 これらの見つかってはいけない物品を持って空港の税関を潜り抜けるときに、それらをコンドームに詰め、口を縛って飲み込む。少々の時間ならば胃酸から保護できるので、その間に税関を潜り抜け、その後はすぐにトイレに駆け込み、吐き出せばよい。

 ちなみに、その3があるかどうかは不明だ。
posted by 火銛 at 23:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
「ニュージーランド・トランピング&温泉情報」のあきばです。
コンドーム活用法(?)興味深く拝見しました。
水筒代わりというのは、よく話には聞きますが、実際に実験したというのは初めて見ました。おもしろかったです。
似たような話で、登山のテクニックがあったのを思い出しました。水筒代わりにビニール袋を使うという話なんですが、その場合は、ビニール袋に水を入れて、結ぶなり輪ゴムなりでしっかり口を締めたら、調理用のコッヘル(鍋)に入れておければ水漏れもほとんどないとのこと。参考になりましたら。


閉鎖療法に応用というのもいい視点だと思います。
実際に医療機関で行なわれている方法で、手掌部の後半ヤケドには、白色ワセリンを塗りたくって使い捨てのゴム手袋をはめると痛みがやわらぐというものもあります。

包帯代わりに使うには通気性の問題とか、弾性がありすぎるという問題があると思いますが、エスマルヒという駆血帯代わりには使えそうな気もしますよ。
Posted by あきば at 2005年10月22日 21:38
コメントありがとうございます。

水筒の実験は小説の記述を基にしたもので、半信半疑だったのですが実験をしてみると予想以上の効果で驚きました。ビニール袋もコンドームも突きには弱いので、鍋に入れておくと安全に運べて良いと思います。

包帯についてですが、やはり似たような方法がすでにあるようですね。包帯専用として新規に開発するならばの話ですが、通気性や弾性の問題も既存の製造技術を使えばクリアできるように思えます。

止血に使うのはよいアイデアですね。一応三角巾を持ってはいるのですが、これは骨折時の固定など三角巾にしかできないことのために温存しておきたいので、覚えておきたいと思います。

経験者の意見は非常に参考になりますので、今後も意見等ありましたら是非お願い致します。
Posted by 火銛@管理人 at 2005年10月23日 22:06
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