2005年08月14日

餌が食べる牛

 映画を見たあと、友人と昼食をとってからしばらく遊び、マクドナルドに寄って休憩していた。マックでは品物を載せるトレイに広告の入った紙が置いてあるのだが、友人がこれに書かれている文章に気づいた。以下引用(改行はそのまま)。

ファーストフード。
  そのおいしさや安心は、
スローに
  つくられています。

水の一滴。
草の一本。
餌から守られた
牛たちは、
雲が恵む
緑の大地で、
ゆっくり、
しっかり、
育てられていた。
オーストラリア、
ビクトリア州
アラワタ牧場。
午前7時2分。

 『餌から守られた』とは、つまりこういうことだろう。この牧場では、毎日餌が牛を食べてしまうので、牧場主はそのような事が起こらないよう常に目を光らせている。

 牛が目を覚まし、牛舎の外へ出る時は餌が襲ってきた時に備えて一頭につき二人の武装した警備員を護衛として配置しておく。一人は牛の右前方、もう一人は左後方に占位し、全周警戒を怠らない。放牧中も然り。牛舎から放牧場へ向かう道と、放牧場の外周には警報装置と対人地雷が備えられ、餌の進入を警戒している。さらに、万一餌の襲撃があった場合のために予備兵力として完全武装の二個小隊を牛舎の警備担当として配置し、襲撃の際は迅速にこれを殲滅する。牧場は山間部にあるために遮蔽物も多い。かくして、アラワタ牧場はテロリストも裸足で逃げ出す難攻不落の要害として君臨するのである。

 …ではこの牧場の牛は普段、何を食べて生きているのだろう?
posted by 火銛 at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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