2005年06月27日

今度の夕食は鯨


IWC総会:捕鯨支持国と反捕鯨国の溝埋まらず(毎日新聞)

 韓国・蔚山(ウルサン)で開かれていた国際捕鯨委員会(IWC)年次総会は最終日の24日、クジラを減らさずに商業捕鯨する約束事をまとめた「改定管理制度」について、反捕鯨国側が提案した「完成に向けた議論を促進する」との決議案を採択して閉幕した。日本など捕鯨支持国は「過去の議論の蒸し返しにつながる」と棄権。今年も捕鯨支持国と反捕鯨国の溝は埋まらなかった。次回総会は来年6月、カリブ海のセントクリストファー・ネビスで開かれる。

 日本が提案した「ミンククジラの沿岸商業捕鯨の実施」などは、いずれも可決に必要な4分の3に届かなかった。一方、「採決の無記名投票化」提案では、可決ラインの過半数まで、あと一歩の3票差にまで迫った。

 捕鯨支持国と反捕鯨国の加盟数の差は、80年代前半には20前後あった。しかし、途上国を中心にした日本の積極的な支持要請が実り、今年は「欠席国を含めれば、勢力は逆転した」(水産庁)という。

 日本は「一部の過激な自然保護団体などを恐れ、意見を言えない国が多い」とみている。採決を無記名投票化すれば、捕鯨支持国が急増する可能性もあると、来年以降に商業捕鯨再開への期待をつないだ。


先日のエントリの続きになるが、反捕鯨国が日本に鯨を捕らせない理由はもう一つある。それは自国の食肉産業を保護するためだ。特に米国や豪州がそうだが、彼らにとって日本は購買力が有り余る魅力的な市場なのだろう。そこで、日本に肉を買わせる為に鯨を捕らないよう圧力をかけるというわけだ。

自国の産業を保護することは否定すべきでないが、それと同時に自国だけではなく、相手の文化を尊重することもまた重視されるべきではないだろうか。例えば米国やカナダに住む先住民には一定量の捕鯨が認められている。これは彼ら先住民の生活のためだそうだが、日本にも捕鯨で生計を立てていた人々は多くいる。選択肢は両方を認めるか、両方を認めないかの二つに一つであり、ダブルスタンダード(日本語では『二枚舌』)を許すわけにはいかない。

今年の総会では特に進展が見られなかったが、今後には期待してよいと思う。大洋州諸国など捕鯨支持国は以前より確実に増えているので、5年後くらいには商業捕鯨が解禁される日が来るだろう。
posted by 火銛 at 22:50| Comment(2) | TrackBack(2) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も商業捕鯨の一刻も早い再開を願ってやまない一人だ。

捕鯨反対・環境保護を訴えながらも、その反面京都議定書を無視し二酸化炭素を排出している某国。鯨を捕獲することは我々人類と同じ哺乳類の命を奪うのだ、と主張しつつ毎日牛や豚の肉を喰い、食べ残しを大量に生み出す連中。また、捕鯨を中止したことにより鯨の数が増えすぎ特定の魚類が現在激減している事実。

捕鯨反対運動は独善的で矛盾に満ち、またその運動自体が自己満足のために行っているように見えてやまない。

以下、捕鯨とは少々話題がそれるが、人間は往々にしてこのような方向に走りがちだ。しかし、それをに対し意見をするのが外交であり国際社会であるのだと思う。また、かの国々が捕鯨反対運動を隠れ蓑に二枚舌を使わんとするならば、日本はなおさら国際社会を通じ正してゆくべきだと思う。

これからの日本は捕鯨再開の主張を通じ、「日本の国益」というものをもっと主張してゆかなければならないだろう。既にそのような時代が来たのである。日本が商業捕鯨解禁を本気で望むならば、大洋州諸国など捕鯨支持国の票などだけを追い求めるのはいささか心細いだろう。
相手の間違いと自らの意見をガツンと主張し、そこから自らの利益を求めてゆく。
これこそ今の日本に求るべき国際関係なのではないか?

捕鯨問題を通じてこう思った所存である。
Posted by Wlodzimierz at 2005年06月27日 23:53
コメントありがとうございます。

捕鯨に反対しているグリーンピースなどは捕鯨船に対する海賊行為を働いていると聞いています。このような行為は双方の安全のために避けるべきです。

この問題を担当する水産庁の方々は、外務省や農水省の無能ぶりからすればむしろよくやっている方でしょう。これからも日本の国益を念頭に頑として主張されるべきと思います。
Posted by 火銛 at 2005年06月29日 22:09
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