2006年04月21日

温暖化対策の是非

 今回は随分前のニュースになるが、気になったので紹介する。この記事はNature DIGEST誌に掲載されたもので、原文(英語)はNatureの2006年1月12日号に掲載されている。

植物はメタンを撒き散らして地球温暖化に加担している(Nature DIGEST 2006年2月号)

 大気中の温室効果ガスのかなりの部分は植物が原因だとわかった。植物が放出するメタンは、年間発生量全体の実に10〜30%に相当するらしい。

 この発見は意外なものだ。それは、植物がメタンを生成するのは酸素がない条件下のみであると考えられてきたからである。今回F.Kepplerたちは、酸素の存在する普通の条件下でも、さまざまな植物がメタンを放出していることを見いだした。また、メタンは枯死した植物体からも出ているという。

 D.LoweはNews and Viewsで「新たな発生源が見つかったことで地球上のメタン収支を再検討する必要が出てきた」と論評している。

 今回の発見は、熱帯雨林上空に見られる大規模なメタン上昇流を説明できるかも知れない。Kepplerたちはまた、地球上の急速な森林破壊が大気中のメタン蓄積速度低下と関連しているのではないかとも考えている。「新たな森林は、CO2の吸収源として地球温暖化を抑止するのではなく、メタン放出によってかえって温暖化を促進するのではないかという不安をわれわれは抱えることとなった」とLoweは述べている。


 参考サイト:Slashdot Japan

 今まで我々は、地球温暖化は人間が二酸化炭素を大量に放出するために起こり、植物を植えることでこれを食い止めることができると信じていた。しかし、この記事はそれと反対の結果を示している。

 仮に紹介した記事の内容が事実であったとしても、すぐさま温暖化対策が転換されることはないだろう。こと地球環境などの世界的な事象となると、多くの人や企業の思惑が入り込む余地があるために迅速かつ大胆な決断は行われにくい。これは民主主義国の集まりである現代世界の弊害のひとつでもある。

 結局のところ、温暖化を防止するために植物を植えるのが良いことか悪いことかを判断するには今後の報告を待たなければならない。

 実は地球温暖化の原因については諸説あり、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス(と称される気体群)が原因とは必ずしもいえないのが現状だ。大気中の二酸化炭素濃度が若干増加した時期と、地球の平均気温が上昇している時期が一致するためにそう認識されているに過ぎない。

 調査の過程で以下のサイトを見つけたが、私はリンク先の内容が正しいのかどうか現時点では分からないので、各自で判断していただきたい。

 参考サイト:地球温暖化に関するひと味違うリンク集
posted by 火銛 at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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