2006年04月14日

離島日記(その8)


 2/28 曇のち雨

 想像通り岩場での睡眠はかなりの困難を伴った。硬く尖っている上に傾いているので、隣で寝ている部員が転がってきた。私は端で寝ていたので、そのしわ寄せが来た。聞けば、反対側の二人はかなり広い空間を占有していたという。不公平だ。

 起きたときには暗かったが、曇天であることが読み取れた。しかし今までと違うのは、これから晴れそうな天気だったことだ。幸先が良い。今日の朝食は雑炊と味噌汁という、これまたよくわからないメニュー。湯が足りないために味噌汁は味が濃かった。

 朝食の後はすぐにテントをたたみ出発した。今日のコースはクイラ浜から南部の海岸線を進み一気に南風見田(はえみだ)まで進む。8時20分に出発し、9時過ぎには露営予定地だった大浜を通過した。しばらくは岩場を進んでいたが、かなり疲れる。大浜を過ぎたあたりからは干潮が近づいてきたので潮位が下がり、リーフを歩けるようになった。このリーフ歩きだが、今までのペースを考えるとかなり早い。道が平らで歩きやすいことも影響しているが、理由の多くは日没までの到着という条件を達成できるかどうかという焦燥だろう。今日葉最終日の予定で、なんとしても日没までに南風見田までに到着しなければならない。

 リーフ歩きは順調に進んでいたが、12時ごろから右肩が痛み出した。ザックを見ると、肩部分のテープと骨格になる高分子素材とのつなぎ目が切れかけていた。特に重いものを入れたわけでも無茶な背負い方をしたわけでもない。後日購入した店に問い合わせたところ、以前に製造工程の不良が発覚し、その修理対象から漏れていたのだという。無償修理で対応してもらった。

 前方には砂浜が見えたので岸に上がろうとしたが、浜までの道は予想外に深かった。何とか岸まで行こうと努力したが、胸の下あたりまで水につかり、ザックも下のほうが浸水していた。水から上がったときは服も靴も水を吸ってとても重かった。

 頃合だったので昼食に。今日は白飯だったがのりたまのおかげで味がないということはなかった。しかしハプニングは続くもので、食事中についに雨が降り出した。3年の先輩はのりたまの呪いと言うが、何があったかは不明。

 この昼食のときに迎えに来たOBの先輩と合流し、駐車場までは30分ほど歩いた。南風見田からは車で移動し、2日目に荷物を置いた南風荘に到着した。まずは汚れた体を洗うために風呂へ。浴槽はなくシャワーのみだが、一週間風呂に入っていない身からすれば天国のような環境。

 風呂から上がった後は荷物を整理し、近所のスーパーへ買い物に行った。こちらでは「マウンテンデュー」の500ml缶が売られており、2本ほど買っておいた。他にもいくつか食糧を買い込んでから戻り、夕食となった。泡盛も出され、和やかな雰囲気は22時ごろまで続いた。

 私はその後、寝る場所を決めてから先輩と雑談をして過ごし、日記を書いてから0時過ぎに床に就いた。これまた一週間ぶりの乾いた衣類と柔らかい布団は最高の贅沢といえる。
posted by 火銛 at 22:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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