2005年06月20日

反捕鯨国の理不尽


豪、NZ、英国が日本の捕鯨拡大案を非難=IWC総会開幕(時事通信)

【蔚山(韓国)20日】国際捕鯨委員会(IWC)の年次総会が20日、韓国の蔚山(ウルサン)で始まり、オーストラリア、ニュージーランド、英国の反捕鯨3カ国は南極海で調査捕鯨を拡大するとの日本提案に強い反対を表明した。(写真は豪州のシドニー湾に現れたザトウクジラ)

日本は同日、ミンククジラの捕獲枠を現在の2倍の約850頭に拡大し、ナガスクジラとザトウクジラについても捕獲数を増やす方針だとIWCに通告したことを明らかにした。調査捕鯨は約20年前の捕鯨モラトリアム(一時中止)の特別条項で認められているが、捕鯨反対派は、調査捕鯨を隠れミノにした商業捕鯨が行われていると見ていた。日本、ノルウェーおよびアイスランドはモラトリアムの廃止を望んでいる。

豪州のキャンベル環境相は、日本の調査捕鯨計画は暴挙だと決めつけ、投票で決めることになれば、「捕鯨の続行と拡大を望む諸国と、捕鯨を歴史の一こまにしようとする我々諸国との衝突になるだろう」と述べた。ニュージーランドのカーター環境保護相は、同国は南極海のクジラの虐殺を倍増させる日本の提案を全面的に拒否すると、歯に衣着せぬ表現で強調し、「調査」とは名ばかりだと非難した。

英国のブラッドショー漁業担当相は「(殺される)クジラに与えられる苦痛は全く受け入れられない。クジラを殺す人道的な方法はない。我々がクジラ保護政策を後退させれば、将来の世代は今回の会議を許さないだろう」と述べた。〔AFP=時事〕


国際捕鯨委員会、年次総会で無記名投票案を否決

 [蔚山(韓国) 20日 ロイター] 国際捕鯨委員会(IWC)の年次総会で20日、日本が提案した無記名投票案が賛成27、反対30で否決された。

 同案には、捕鯨支持国が反捕鯨国を抑える狙いがある。

 反捕鯨国は、新規加盟したガンビア、トーゴ、ナウルの3カ国が採決に参加しておらず、捕鯨支持に回る可能性があることを指摘し、勝利宣言は時期尚早との認識を示した。

 反捕鯨勢力の世界自然保護基金(WWF)関係者は、「採決結果に安心したが、(総会が閉幕する)今週末までの新たな採決で形勢が逆転するかも知れない」とコメントしている。


毎年この時期になると気になるのは、IWC総会の動向だ。捕鯨推進派と反対派の溝は深まるばかりだが、反対派の主張は相変わらず『暴挙』とか『虐殺』といった感情的な表現で日本を悪者にしようとしている。私は食糧安全保障の観点から、商業捕鯨の再開を強く支持している。食料自給率の少ないわが国にあって、鯨は貴重なタンパク源だからだ。無論、乱獲によって頭数が減らないように一定の制限が加えられるべきとは思うが。

鯨は栄養があり、肉が大量に取れ、何より旨い。しかも脂身が少ないので、食べ過ぎてもあまり太らない。昨年に運良く食べることができたのだが、程よい柔らかさでコクがあり、大変に美味しく頂いた。

ほかの地域でも同じだろうが、日本近海の鯨が減少した原因は19世紀に進出してきた欧米諸国による乱獲が原因である。彼らはろうそくの原料である鯨油のためだけに鯨を取り、残りは捨ててしまう。逆に日本では鯨体のほとんど全てを余すところ無く利用し、さらに神様として祀っている。余談だが、ペリーが日本を開国させたのも捕鯨の中継基地として適当だったためだ。

欧米諸国が捕鯨をしなくなったのは、鯨油が石油に取って代わられ採算が合わなくなったからだ。引用記事でも英国の代表が鯨に対して与える苦痛を問題にしているが、ならば彼らが(我々もだが)日頃食べている牛や豚はどうか。牛や豚は人間によって食べられるために生まれ、育ち、そして殺される。自らの運命を知らない(=本質的に自由な)鯨のほうがまだましだろう。

欧米人が鯨を食べないのは彼らの宗教観や文化に基づいているそうだが、それならば日本の伝統文化である捕鯨を認めて然るべきだ。02年に開催された日韓W杯の時も欧米人は韓国の犬食を問題にしたそうだが、お互いに食文化の違いを認めることが何故できないのか。彼らに言わせれば犬や鯨を食べることは動物虐待だそうだが、ここで『カタツムリを食べる欧米人に言われたくはない』と主張するのはさすがに憚られる。

ともあれ、1日も早い商業捕鯨の再開を望む。

参考サイト:日本捕鯨協会
posted by 火銛 at 23:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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