2005年06月14日

高校爆弾事件に思う

ネット参考に自宅で製造か くぎで威力、殺傷能力検討(共同通信)

山口県光市の県立光高校で授業中の教室に火薬入りの瓶が投げ込まれ爆発し、生徒58人がけがをした事件で、県警は11日、傷害の現行犯で逮捕した同校3年2組の男子生徒(18)がインターネットなどを参考に自宅で爆発物を製造したとの見方を強めた。

爆発物は透明のジュース瓶に花火などをほぐした火薬を入れて、導火線に火を付ける簡単な構造。長さ1−2センチの小さいくぎ数十本や別の金属を詰め込んで威力を高めていたとみられ、県警は爆発物の殺傷能力を詳しく調べるなどして殺人未遂容疑での立件も検討している。

県警は男子生徒の自宅から段ボール数箱分を押収。押収物の分析を進めるとともに、爆発物を学校に持ち込んだ経緯を調べている。


小瓶程度のサイズの爆弾の場合は爆風がさほど強くならないためにねじ、釘、ベアリングなどを入れて殺傷能力を上げる方法はよく使われる。クレイモア地雷などがそのよい例だろう。火薬の入手経路も花火というごく常識的なものであり、威力を検証するために海岸で実験を行っていたという。間違いなくこの少年は計画的に犯行を行っていた。

しかし、いじめられた恨みを晴らすために相手に爆弾を投げつけるというのは短絡的に過ぎる行為だ。死者が出なかったのは不幸中の幸いにしても、無関係な多数の怪我人が出ている。

『どんな理由があろうと殺人は許されない』などという綺麗事を主張するつもりはないが、無関係な他人を巻き込んでする復讐に正当性はない。

私にも似たような経験があるので彼の気持ちが理解できないことはないが、なぜもっと穏健な方法を取らなかったのか。爆弾を作るくらいの実行力があるならば、合法的に相手の面目をつぶす方法を考えるべきだった。

また、この事件を契機に商店での花火の販売を規制するとか、ネットでの情報公開を規制するといった方向に世論が傾くことを懸念している。問題の本質はそうした材料の存在ではなく、なぜ彼がそれらを悪用するに至ったかということである。回転ドア事件や遊具での死亡事故など前例が数多あるだけにこの点を非常に憂慮している。
posted by 火銛 at 14:52| Comment(0) | TrackBack(2) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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