2005年05月13日

「平和の反対」教育

 「平和の反対は戦争」とよく言われるが、戦争が何故起こるか論理的に説明できる人はどれだけいるだろうか。日本においては、教育の場において戦争を語ることは禁忌とされ、「戦争の悲惨さ」、「平和の尊さ」ばかりに焦点が当てられてきた。しかし、平和な世界であってほしいと願うだけでそれが得られるならば、その悲惨な戦争すらも回避できただろう。戦争が起こる原因について抽象論でしか答えられない人々が増える一方、『戦争が起こるのは軍隊や兵器があるからだ』とする暴論を主張する政党や教育者はいまだに生き残り、我々の正常な理解を妨げている。

 そこで、国際関係を専門とする大学教授や自衛隊OBの協力を募り、戦争が起こる原因と現在わが国がおかれている状況、さらに軍事に関する基礎知識を解説する公開講座を開講すべきである。クラウゼヴィッツの『戦争論』などをわかりやすく講義するだけでも役に立つだろう。特に国際関係に関しては重要である。今までの教育は、第二次大戦後の世界はあたかも平和になったかのような錯誤を犯し、日本が戦争に巻き込まれなかった理由を「憲法9条のおかげ」とする非科学的論法がまかり通っている。現実には国際紛争は後を絶たず、周りが敵だらけの中で日本が生き延びられたのは日米安保があったればこそである。先進国において軍事とは常識の一つであるのだが、日本においてはこれを怠ったが為に戦前においては婦女子でさえ理解していた軍艦と戦艦の違いや大尉と大佐ではどちらが上位なのかといった基礎知識が分かる人にしか分からないという状況を生み出している。

 特にマスコミ関係者が軍事音痴である現状は深刻である。去年の話になるが、北朝鮮の弾道ミサイルに備えて日本海に米海軍のイージス艦が配備されるというニュースで、資料として示された写真がアーレイ・バーク級駆逐艦であったのだが、調べてみたところ配備されるのはタイコンデロガ級巡洋艦であった。アーレイ・バーク級を海自のこんごう型と誤認するならばまだ理解できるが、駆逐艦と巡洋艦を混同するなどといった軍事知識の欠如は大いに問題がある。まず新聞・テレビ各社には自衛隊の幹部経験者か軍事専門家を雇うことを強く薦めたい。
posted by 火銛 at 22:57| Comment(1) | TrackBack(1) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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